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2005年 12月 22日
昨日の夜ごはんにErwtensoep(エルトゥンスープ)、別名(Snert:スネルトゥ)を作った。寒い冬にはかかせないオランダのおいしい家庭料理のひとつです。このスープの名前Erwten(エルトゥン)とはグリンピースのこと(単数形はErwt)。グリンピースで作るのでスープは緑色。スープをとるのに少し時間は掛かりますが、火にかけておけばいいのですから家にいれば忙しい時でもノープロブレム。作り方はまたしてもとっても簡単です。
<材料> ●Spliterwten(乾燥グリンピースを半分に割ってあるもの) 400g ●水 1+3/4ℓ~2ℓ ●塩 10g ●Zacht krabbetjes(ザフト クラブチュス:スペアリブ) 500g~1kg ★ ●長ネギ 250g ●玉ねぎ 1個 ●じゃがいも 小1、2個 ●Winterpeen/Winterwortel 1本 (どちらも冬にんじんのこと、大きなにんじんです) ● Selderij(セルドゥレイ:オランダミツバ) 一束 (セロリーの葉のような感じ、香りも似ています) ●パセリ 一束 ●塩、コショウ 少々 ★これは”スペアリブ、豚の骨付きあばら骨’と辞書にはあるのですが、お肉屋さんに行くと見慣れた形のスペアリブというのは別にあってこれは少し違う部分のようです。スペアリブの一部なのでしょうか?幅4、5センチ、長さ40cm程の細長いものです。骨はスペアリブとは違って軟骨のような感じ。)長いのでお肉屋さんに半分にしてもらいます。 普通のスペアリブでもよいし、実は豚足を使ってスープをとるのがトラディショナル。私は情け無いことに自分では豚足が使えません(汗)。 こってりした味が好みならSpek (ベーコン)を加えてもよし、スモークソーセージを加えても よし、ようするに好みで何でも入れられるのです。 <作り方> ①Spliterwtenを洗っておく ②全ての野菜を小さく刻む。大きさは好みで。 ③かなり大きめの鍋に分量の水と塩を入れ、洗ったSplieterwten、Zacht krabbetjesをいれて蓋をして火にかけ、沸騰したらアクを掬い取り、弱火で静か~にことこと一時間煮る。時々鍋の底を木べらで静かに混ぜる。 ④③の鍋からZacht krabbetjesを取り出す。肉を骨からはずし再び鍋に戻す。 ⑤全ての野菜を④に加え、蓋をして弱火で40分さらにことこと煮る。時々木べらで鍋の底を混ぜることを忘れないように!混ぜないで煮続けるとerwtenが焦げ付いてしまいます(経験者は語る)。 ⑥最後に塩、コショウで味を調えて出来上がり。 ⑦このスープを食べる時、欠かせないのがこれ。'Fries roggebroot(フリース ロフブロートゥ)'と言うパン。オランダ北部フリースラント州のものでしっとりとした’半生タイプ’とでも言いたい感じのライ麦パン。普通はうすーくスライスしたものがパックされて売られています。このスープに良く合ってとても美味しいんですよ~。ベーコンを一緒に食べるのがトラディショナルですがベーコン無しで十分(!)です。ひどい写真ではっきり分かりませんよね・・。 このスープは食べるスープと言う感じ。具沢山でドロっとしています。この分量、かなり沢山できるので、二人なら2、3日分あります。豆が水分を吸って固まるので翌日は水を足して暖めなおせばOK。翌日はもっと美味しくなりますよ~。日本から来ている父と母には大好評でした。和食好きな父が「ウマイ」と言って食べましたよ~。 このスープを作るために色んなアドヴァイスをしてくれたのはヘンドリのLiesママです。お陰で我が家でも冬には美味しいErwtensoepが食べられるようになりました。ダンキューウェル! Smakelijk eten!
by tchaihuis
| 2005-12-22 08:59
| オランダ料理・食
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