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2006年 03月 27日
昨日からヨーロッパの時計は夏時間に変更。朝、一時間早く起きるのはまだツライ。。けれども、これから日も長くなり、快適なシーズンがやってくることを思うことにしよう~。昨日は気温がぐーっと上がり、暖かく明るい春の日を満喫したオランダ。公園でも陽の当たる場所ではクロッカスがパッと開いていました。
最初は父が持っていた本で「繁栄と衰退とーオランダ史に日本が見える/岡崎久彦著」’を読んだ。大国衰退論としてのオランダ史’現在の日本人にとって17世紀のオランダ史は怖ろしい歴史である・・・・。と始まるこの本は以外に知られていないオランダ史を知るには良い本だと思う。今のオランダがどんな歴史の上にあるのか興味深く読むことができる。周囲の大国にいじめ抜かれてきたオランダの過酷な歴史!これを読み終えた後、オランダがもっと愛しくなった(笑。 二冊目は「オランダ紀行ー街道をゆく三十五/司馬遼太郎著」。この本を読まれている方は多いのではないかと思う。小説家、司馬遼太郎氏が旅して触れたオランダが伝わってくる。「勝海舟や福沢諭吉といったチョンマゲのサムライたちが、オランダ製の咸臨丸を操って太平洋をわたり、アメリカ西海岸にたどりつくのは安政七年(万延元年=1860年)の春のことである・・・・。」と始まる。オランダ人と日本人の縁の近さ、から鎖国時代を通して最初の在日オランダ人について、ふ~ん、へーっ、などと読んでいるうち、司馬遼太郎さんと一緒にオランダへ旅立つことになる。オランダってどんな国、オランダ人ってどんな人達なのかを歴史、文化、風習、気候風土などを通して楽しく書かれている。作者の洞察力の深さを感じる本。 「オランダ雑学事始/皆越尚子著」は「オランダと聞けば、誰もが「出島」や「蘭学」を思い出し、日本と関わりの深い国であることは知っているが、さてヨーロッパのどこに位置するのか正確に示そうとすると、はっきりわからない。・・・・・」と始まる。著者が体験した素顔のオランダを通して書かれているので臨場感もあり、オランダと日本の交流についても詳しくて興味深く読める。 以上どの本からもいまや日本語となっているオランダ語が沢山あることを知り、へーっ、とびっくり。例えば、お医者さんが使う’メス’はオランダ語。オランダでは食事に使うナイフも’メス’です。リュック・サックやイーゼルなんかもオランダ語からきているのですよー。 「フェルメール デルフトの眺望(Vermeer:A View of Delft)/アンソニー・ベイリー著・木下哲夫訳」は私にとってはまた違った面から中でも興味深く、引き込まれた本。「1654年十月十二日、月曜の朝、デルフトでは数千ものい家々の裏庭で、洗濯物がすでにはためいていた。通りと運河で区切られた無数の縦長の箱を、城壁と濠の役目を果たす水路と河で囲えば、デルフトの街になる。・・・・・・」と始まり、中世期のデルフトの街へ誘い込まれるこの本、フェルメール自身、作品についてはもちろんですが、フェルメールと関わりのある絵描きやフェルメールの生きた時代のオランダ情勢、美術界、デルフトの様子を同時に伺い知ることができる。フェルメール好きにも嬉しいし、この本を読んで再びデルフトの街を歩くとどこかでフェルメールに出会えるような気さえしてレトロなデルフト散歩ができるのです。
by tchaihuis
| 2006-03-27 12:15
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