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2006年 02月 17日
Dick Bruna(ディック ブルーナ)の本、といえば「うさこちゃん」で世界中、そして日本でも今となってはおばあちゃんから子供までに親しまれている絵本。オランダでは「Konijntje Nijntje(コネインチュ ネインチュ:うさちゃんのネインちゃん)」。私も小さい頃、買ってもらって何度も読んだ。貝殻のページには妙に刺激された。今でも海辺に行くと貝や石を拾って集めることをやめられないのはこのページのせい(!)かもしれない、と思う。一人暮らしから海外まで何度も何度も引越しをして、引越す度に本を減らしてきたけれど、どうしても手放せなくて不思議といまだに持っている小さな絵本がある。小さな頃からずっと持っているのはこの本。
もう随分よごれて角はボロッとなっているけれど、手放せないこの 今日の新聞でこのDick Brunaが絵本の美術館をつくったことを知った。彼はオランダ人。Utrechtユトレヒト)生まれ、で彼の美術館もUtrechtのセントラル美術館の向かいにできた。昨日がオープニングで"Dick Bruna-huis"という名の美術館。「ここは美術館といっても沢山の子供達に来てもらいたいし、静かにしている必要はないんです。だってここには体験するものが沢山あるから。子供達は特別に作ったスペースでは自分で切ったり張ったりもできるよ。」とはブルーナ氏の言葉。 「私はこの本たちを実はと言えば自分自身のためにつくってるんです。」 「子供達が私に共感してくれるのがとても嬉しい。」 彼は描くことも書くこともどちらも好き。彼はどちらを先に?もちろんアイディアが生まれて、それからはまず絵を描き、それからだいたいは韻をふんだテキストが続くのだそうだ。そして、彼の描くシンプルな私達を引き付ける絵がどうやって生まれるのか?彼はインタビューに「創り始めには僕は全て精巧に描くんです。もしゾウを描きたいと思ったら、まず動物園に行き写真を撮ります。それからできる限り簡素なゾウの絵を創ることに時間をかけるんです。テキストの場合もこんな風にしてつくります。」と答えている。魅力の秘訣が分かったような気がします。画家のアンリ マティスも晩年に「いい絵を描くためには可能な限り自然を観察しなさい」と言っているな。 オランダでも50年代に出版されたこの「うさこちゃん」の絵本、当時、親達には’単純すぎる’という評でしたが、子供達の興味をグッと引いた。なぜなら子供達のファンタジーを駆り立てたから。単純化された絵は親・大人達の見方もかえたことになる。 "Dick Bruna-huis"の一般へのオープンは2月18日(土)です。賑やかだろうなぁ~。 彼の描いた40年代からのスケッチや原画、シンプルなかわいい絵ができあがるまでの過程が全て展示されるのだそうです。静かになった頃、私も一度行ってみたいな。 詳しくはディック ブルーナ ハウス’のHpがあります。日本語でも読めますよ~!ここをクリック。
by tchaihuis
| 2006-02-17 11:38
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